曽野綾子さんの「いい人」をやめると楽になる
を読みました。
とても興味深い本でした。
曽野さんは産経新聞だったかで文章を読んで知っていましたが、
著書は初めて。
私は、小学校高学年の時に「先生がヒイキしてる」という理由でいじめに遭いました。
恥ずかしいお話ですが、その体験は私の人生に大打撃となりました。
人との距離がうまく保てない、人の見なくても良い部分まで見える、何となく善人ぶる、自分に自信が持てない、全力投球しきれない…等
すべてそのせいにするつもりはないけど、多感な時期だったからか、
客観的に見てそう思うんです。
真面目に過ごしていただけなのに、ある日突然、全面的に自分を否定された時のショックは相当でした。
社会に出て働くようになって、「頑張っていいんだ」と思えるようになりました。
もっと頑張れたのにと後悔ばかり。
でも、そこで気付いて良かった。
自分のことは自分でケリつけないとね。
抜け出せたのは結婚してから。
夫は全面的に私を応援し、自信を持たせてくれる。
夫といることで本当の意味で自由になれたと思っています。
あと、こちらでのみなさんの存在も大きかったな。
ま、そのお陰で精神的にはタフになりましたけどね。
そしてこの本に出会って、心が楽になりました。
間もなく35歳だというのにね。
私と言う人間を考えるとき、外せないできごとなんですよ。
そんな34歳の終わりでした。